AGI(汎用人工知能)
特定のタスクに限定されず、人間と同等以上に幅広い分野の知的作業を自律的に理解・学習・実行できる人工知能(AI)のことです。
AGI(Artificial General Intelligence/汎用人工知能)とは、特定のゲームのプレイや自動翻訳といった限定されたタスクだけでなく、人間のように自律的にあらゆる知的な作業を理解し、学習し、実行できる人工知能のことです。
現在実用化されている生成AIやLLM(大規模言語モデル)は、高度な文書作成や論理展開が可能ですが、これらはあらかじめプログラムや統計的な予測に基づいて動く「弱いAI(特化型AI)」の延長線上に位置しています。これに対しAGIは、「強いAI」とも呼ばれ、未知の状況に対しても自発的に学習し対応できる柔軟な知性を備えています。
主要なAI研究機関(OpenAIやGoogle DeepMindなど)は、このAGIの安全な実現を究極のロードマップとして掲げており、その到来の時期や人類社会に与える影響について世界中で活発な議論が行われています。
AGIに到達する前段階の中間技術として、自分で目標を立てて複数のツールやプログラムを操作して作業を完了させる「AIエージェント」や「自律型AIエージェント」が実用化されつつあります。
AGIの実現は、あらゆる知的労働の自動化やイノベーションの加速をもたらす可能性がある一方で、技術的失業の拡大や、AIが人間の制御を離れる安全性への懸念など、社会全体のガバナンス設計や安全対策ハーネスの構築が急務とされています。