米Google DeepMindの研究チームは2026年10月19日、次世代推論モデルGemini 4 Argonをコアに据えた4体の自律AIエージェントが協調し、人気ゲーム「Minecraft(マインクラフト)」のJava版サバイバルモードを最初から最後まで完全自律で攻略することに成功したと発表しました。
本実験ではゲーム画面のピクセル操作に頼るのではなく、Mineflayer APIを介してJavaScriptの実行コードを自律生成・修正する手法が採用されました。4体のエージェントは共有チャット空間でタスクを分担し、食料確保、地下採掘、ネザーポータル建造、要塞の三角測量など、攻略に必要な計2,783個の実行プログラムをゼロからコーディングして動作を検証しました。
攻略の過程では延べ605回の全滅や不慮の事故に見舞われたものの、各エージェントは例外ログやゲーム内チャットのやり取りを即座に解析し、プログラムのバグを自律修正して作業を再開しました。外部の人間による指示やヒントを一切介さず、開始から27時間14分で最深部のボスであるエンダードラゴンの討伐を完遂しています。
研究チームは、オープンエンドな仮想空間においてAI同士が自発的に役割を協議し、動的プログラミングと自己修復を繰り返すこの仕組みが、将来の分散協調型ソフトウェア開発や大規模インフラ障害の自律復旧へ直接応用できると強調しています(一次ソース:Google DeepMind Research 公式発表)。
