欧州を代表する生成AI企業Mistral AIは、欧州宇宙機関(ESA: European Space Agency)と包括的な戦略的協力趣向書(Letter of Intent)をパリのESA本部において締結したと共同発表しました。
本提携は、欧州の地球観測衛星群「コペルニクス(Copernicus)」などから送信される膨大な地球環境・気象・地理空間データを効率的に解析し、宇宙開発における自律的な意思決定を支援する最先端のAI基盤を構築することを目的としています。
両者は、衛星観測データの自動解析・環境変動検知を担う特化型モデル「Orbit」や、宇宙探査ミッションの軌道計算・宇宙機エンジニアリングの複雑な仕様書照会を支援するアシスタント「EVE」の共同開発に着手。ESAが保有する数十年にわたる宇宙科学アーカイブと、Mistralの高度な推論・コード生成モデルを融合させます。
欧州連合(EU)が推進する「主権型AI(Sovereign AI)」戦略の中核として、米巨大IT企業に依存しない重要インフラの自律性を確立する象徴的なプロジェクトであり、航空宇宙産業や気候変動モニタリングの現場に革新的な変革をもたらす見通しです(一次ソース:欧州宇宙機関(ESA)公式発表 / Mistral AI公式ニュース)。
