米GoogleおよびGoogle DeepMindにおいて約20年間にわたり半導体設計AIやブラウザ基盤技術を主導してきた著名エンジニアであり、元Mozillaチーフアーキテクトのロバート・オキャラハン(Robert O'Callahan)氏が、同社を辞任するとともに長文の抗議声明を発表しました。
オキャラハン氏は声明の中で、現在の巨大テック各社によるASI(人工超知能)の実現に向けた開発競争が、十分な安全性評価や社会的な制御枠組みを確立しないまま無謀に加速されている現状を極めて強い言葉で批判しました。
同氏は「超知能への短絡的な競争は本質的に無責任であり、企業間のシェア争いや市場圧力のために人類社会が背負うリスクを不当に軽視している」と主張。技術の進歩そのものを否定するのではなく、安全性が後回しにされる業界構造への抗議として離職を決断したと説明しています。
AI業界の中核で革新を牽引してきたトップ研究者が内部から警鐘を鳴らして辞任する事態は、巨大テック内部のエンジニアコミュニティや安全性研究者の間にも大きな波紋を広げています(一次ソース:Google DeepMind)。
