2026-07-21 LLM・モデル重要度: ★★★★★

Google、Gemini専用チップFrozen v2を開発中か

Google、Gemini専用チップFrozen v2を開発中か

この記事の3行要約(斜め読み)

  • GoogleがGeminiのモデル構造を直接シリコンに固定した専用チップを開発中と判明。
  • 「Frozen v2」と呼ばれるこの半導体は、現行TPUに比して電力効率が最大10倍。
  • モデル構造の変更が困難になる硬直性を伴う一方、深刻なリソース不足の打開を狙う。

詳細・ビジネスへの影響

Googleが、自社の主要AIモデル「Gemini」のニューラルネットワーク構造を直接シリコンチップ上にハードウェア設計として固定(ハードワイヤ化)した、新しい専用サーバー向け半導体の開発を進めていることが明らかになりました。

非公式に「Frozen v2」のコードネームで呼ばれるこのチップは、Googleの最新の汎用AIアクセラレータ(TPU)と比較して、消費電力あたりの処理効率(1ワットあたりのパフォーマンス)を6倍から10倍に向上させることを目指しています。早ければ2028年の実用化・デプロイが予定されています。

開発の背景には、同社のAI計算リソース不足の深刻化があります。Google Cloudのインフラ容量がひっ迫し、外部顧客からの新規AIワークロードの受け入れを一時的に断らざるを得ない状況が生じていると報じられており、極限の電力効率と処理能力の確保が急務となっています。

ただし、モデル構造をシリコン回路に「凍結」して固定する性質上、将来的なGeminiモデルの構造アップデートに制約が生じる(ハードウェアに適合させるために同じ基本アーキテクチャを維持し続けなければならない)という硬直性も伴います。GoogleはこれまでTPUの自社開発によってNVIDIAへの依存を低減させてきましたが、Frozen v2の登場により、ソフトウェアモデルとシリコン回路のさらなる垂直統合が進むことになります(一次ソース:The Information報道)。

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