米OpenAIのグレッグ・ブロックマン社長は2026年11月4日〜5日(現地時間)、米ウォール・ストリート・ジャーナル主催のテクノロジー会議に登壇し、同社の総売上高のうち法人向け(エンタープライズ)事業が過半数を占めるに至ったことを明らかにしました。また、2027年に新規株式公開(IPO)を実施できる態勢が整うとの見通しを初めて公式に示しました。
これまでOpenAIの収益は個人向けの「ChatGPT Plus」や「Pro」などのサブスクリプションが牽引してきましたが、近年は法人向けAPIや「ChatGPT Enterprise」、および自律型コーディングAI「Codex」の大規模導入が急速に拡大し、収益構造の主軸がB2B(法人市場)へと転換しています。
法人市場をめぐっては、競合の米Anthropicがすでに米証券取引委員会(SEC)へ上場申請書類(S-1)を提出し、ティッカーシンボル「ANT」でのナスダック上場準備を進めています。OpenAIも2027年の上場を視野に入れたことで、巨大AIラボ2社による資本市場と法人顧客の獲得競争がいっそう激しさを増しています。
さらにOpenAIは、Anthropicの主力製品「Claude Code」のプロダクト責任者(Head of Product)を務めていたキャット・ウー(Cat Wu)氏を新たにコアプロダクト部門の幹部として迎え入れました。開発者向けツールの買収とトップ人材の獲得を同時に進め、法人向けコーディングAI市場での優位確立を急いでいます(一次ソース:OpenAI 公式発表)。
