配信日: 2026-11-05 ビジネス活用重要度: ★★★★★ 読了目安: 約2分

旭化成、AIで半導体材料を開発する自律実験施設を開設

REPORTED BY BNF AI NEWS EDITORIAL DESKSPECIAL DISPATCH
旭化成、AIで半導体材料を開発する自律実験施設を開設

この記事の要点(3行ダイジェスト)

  • 旭化成が2026年11月5日、AIと自動化ロボットで半導体材料の開発を自律化する「スマートラボラトリー」を静岡県富士市に開設すると発表。
  • 先端半導体パッケージ向けの感光性絶縁材料「パイメル」を対象に、材料設計から調合・加工・性能評価までを無人で循環。
  • 2027年1月より稼働を開始し、従来の手作業と比べて開発実験数を約4倍へ引き上げ、次世代半導体向けの材料投入を加速。

旭化成株式会社は2026年11月5日、人工知能(AI)と実験技術を融合し、材料設計から性能評価までの一連の研究開発プロセスを自律的に回す「スマートラボラトリー」を静岡県富士市の富士支社内に開設すると発表しました。2027年1月の本格稼働を予定しています。

同施設が対象とするのは、AI半導体などの先端パッケージ工程で不可欠な感光性絶縁材料「パイメル」の次世代製品開発です。半導体の高集積化・微細化が急速に進むなか、顧客である半導体メーカーからはより短期間でのカスタム材料開発が強く求められていました。

スマートラボラトリーでは、AIが提案した配合レシピに基づき、ロボットが材料の調合・塗布・露光などの加工から電気的・物理的な性能評価までを自動で実行します。さらに、得られた評価データをAIが即座に解析して次の材料設計へフィードバックする「自律駆動型ループ」を構築しています。

これにより、研究者が手作業で行っていた実験工程が大幅に高速化され、単位期間あたりの開発実験数を従来の約4倍へと拡大できる見込みです。日本の強みである半導体材料分野において、AIとロボットを組み合わせた自律実験(マテリアルズ・インフォマティクス)を実製造レベルへ引き上げる象徴的な事例となります(一次ソース:旭化成 公式発表)。

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