米Anthropicは2026年11月5日(現地時間)、対話型AI「Claude」に銀行口座やクレジットカード口座を直接接続して家計や支出の状況を分析できる新機能「Personal Finance(パーソナルファイナンス)」を発表しました。まずは米国の有料プラン(Pro、Max、Ultra)の加入者向けにベータ提供が開始されています。
この機能は金融データ連携基盤大手の米Plaid(プレイド)を通じて提供され、JPモルガン・チェースやシティバンクなど米国内の1万2,000以上の金融機関と接続可能です。ユーザーは自分の口座をリンクするだけで、過去最大2年分の取引履歴や口座残高をClaudeに横断的に集計・分析させることができます。
具体的な活用場面としては、「知らないうちに値上がりしたサブスクリプションはないか」「二重請求されている支払いや無駄な銀行手数料はないか」といった質問を自然な言葉で投げかけることで、Claudeが膨大な明細の中から該当する取引を瞬時に洗い出し、グラフや表を用いた視覚的な家計レポートを作成してくれます。
金融情報を扱う上での安全性とプライバシー保護も徹底されており、Claudeに与えられる権限は厳格な「読み取り専用(Read-Only)」に限定され、資金の移動や送金、決済といった操作はシステム上一切行えない仕組みとなっています。また、同機能内でやり取りされた金融データや会話履歴はAIモデルの学習対象から完全に除外され、広告表示や金融商品の勧誘に使われることも一切ないと明言されています(一次ソース:Anthropic 公式発表)。
