Code-as-Action(コード実行型エージェント)
AIエージェントがJSON形式のツール呼び出しではなく、Pythonなどの実行可能なプログラムコードそのものをアクションとして生成し、直接実行して作業を進める設計パターンです。
Code-as-Action(コード・アズ・アクション/CodeAct)とは、AIエージェントが外部ツールを操作する際、JSON形式で指定されたツール呼び出し関数を使う代わりに、Pythonなどの実行可能なプログラムコードそのものを生成して直接実行する設計パターンのことです。
従来のJSON Tool Callingでは、「Web検索を行う」「ファイルを開く」「データを集計する」といった個別の手順ごとに、AIがJSONを返してシステムが実行し、その結果を再びAIに渡すという推論の往復が何度も必要でした。
これに対しCode-as-Actionでは、変数への代入、繰り返し処理(ループ)、条件分岐、複数ライブラリの連携などをまとめた完全なスクリプトを1回の推論で生成します。安全に隔離されたサンドボックス環境でコードを一括実行するため、API往復回数を劇的に削減できます。
現代のLLMは膨大なソースコードを事前学習しているため、自然言語やJSONで複雑なロジックを指示するよりも、プログラムコードとして表現させた方が論理の破綻が少なく、トークン消費量を最大で80パーセント程度削減できることが研究で実証されています。
Hugging Face社が開発するsmolagentsや、自律開発ツールのClaude Code、OpenHandsなどに広く採用されており、データ分析や自動開発など多段階の複雑な作業を自律完結させる標準アーキテクチャとして定着しています。