富士通株式会社は2026年10月29日の決算説明会および公式発表において、自社開発の国産次世代高効率プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」を搭載した新型サーバー「Fujitsu MONAKA Server」の販売を2026年11月より開始すると明らかにしました。2026年度下期より金融・通信・製造分野の主要顧客へ先行提供を行い、2027年4月以降に日本および欧州市場へ本格出荷します。
「FUJITSU-MONAKA」は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業のもとで開発された最先端2ナノメートルプロセス採用のArmベース国産CPUです。データセンターの電力消費が世界的な社会課題となるなか、従来の汎用プロセッサと比較して約2倍の電力効率を実現し、空冷環境のままでも高密度なAI推論ワークロードや基幹システム処理を安定して稼働させられる点が最大の強みです。
さらに、ハードウェアの論理設計から国内自社工場での製造・検査に至るまでサプライチェーンの透明性を徹底した「ソブリンAI基盤」として構築されています。コンフィデンシャルコンピューティング(処理中のメモリ暗号化)機能も標準搭載しており、機密データを海外クラウドや外部事業者へ一切預けられない医療機関、防衛・官公庁、金融機関でも安全に自律型AIエージェントを運用できます。
外資系GPUへの過度な依存とデータセンターの電力逼迫という2つの壁を同時に打開する純国産コンピューティング基盤として、国内企業のオンプレミスAI導入を大きく後押しする一歩となります(一次ソース:富士通 公式発表)。
