2026年10月31日をもって確定した国内の情報漏洩・不正アクセス統計および5視点の深層調査レポートにより、10月単月の公表件数が1,543件(1日あたり平均49.8件)に達したことが判明しました。9月(176件)の約8.8倍という歴史的な急増を記録し、1月〜10月末までの累計公表件数は2,343件(さらに11月4日時点で通年2,385件)にのぼっています。
個人情報保護委員会(PPC)の集計でも、2026年度に報告された漏洩対象者数は10月末時点で延べ約2億6,000万人分に達し、10月単月の法定報告は830件と前月までの約3倍に跳ね上がりました。1〜10月末の2,343件をセクター別に見ると、民間企業が1,439件(61.4%)、公的機関・自治体が747件(31.9%)、教育・研究機関が90件、医療機関が67件となっています。
被害規模別では、10月末時点で1,000万件超のメガブリーチが13事案、100万件超が63事案(11月4日時点で68事案)、10万件超が146事案(同159事案)に達しました。アララ(最大約7,700万件)、佐川急便(最大約5,323万件)、ユミルリンク「Cuenote FC」(延べ5,162万件)、良品計画「MUJIアプリ」(最大約2,726万件)など、生活インフラや主要アプリでの大規模事案が相次いでいます。
最大の要因は、SpeeCAN RAIDEN(432組織)やブラストメール(184組織)、Studio(183組織)、TEMAIRAZU(151組織)など34の共通基盤侵害が1,321組織へ波及したサプライチェーン連鎖です。加えて、TDnet適時開示や専門誌の全数調査からは、上場製造業の海外子会社VPNを狙ったランサムウェア攻撃や、銀行のAI高度化検証用テスト環境における実データ公開(阿波銀行で延べ2.7万件)、大学病院や信金での媒体紛失など、931件の個別・独立事案も浮き彫りになりました。
内閣官房国家サイバー統括室(NCO)や個人情報保護委員会、金融庁は、本人確認画像の保存廃止(ICチップ読み取りへの移行)や委託先SaaS・テスト環境のデータ最小化を強く要請しています。全収録企業の検索データベースおよびAI監査プロンプトは当サイトの特集ページで公開しています(一次ソース:個人情報保護委員会 公式発表 / 2026年情報漏洩全2,385件データベース)。
