配信日: 2026-11-04 法規制重要度: ★★★★★ 読了目安: 約2分

10月の国内情報漏洩は1543件、10月末累計2343件に急増

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10月の国内情報漏洩は1543件、10月末累計2343件に急増

この記事の要点(3行ダイジェスト)

  • 2026年10月単月に国内で公表された企業・行政・大学・病院の情報漏洩・不正アクセス事案が確定値で1,543件(1日平均49.8件)に達し、9月(176件)の約8.8倍へ急増。
  • 1月〜10月末までの累計公表件数は2,343件(民間企業1,439件・公的機関747件・教育90件・医療67件)にのぼり、個人情報保護委員会への法定報告対象者数は延べ約2億6,000万人分に到達。
  • アララ(約7,700万件)やCuenote FC(延べ5,162万件)等の共通SaaS侵害による連鎖公表に加え、上場企業の海外子会社VPN侵害や金融機関のAI検証用テスト環境公開など構造的死角が浮き彫りに。

2026年10月31日をもって確定した国内の情報漏洩・不正アクセス統計および5視点の深層調査レポートにより、10月単月の公表件数が1,543件(1日あたり平均49.8件)に達したことが判明しました。9月(176件)の約8.8倍という歴史的な急増を記録し、1月〜10月末までの累計公表件数は2,343件(さらに11月4日時点で通年2,385件)にのぼっています。

個人情報保護委員会(PPC)の集計でも、2026年度に報告された漏洩対象者数は10月末時点で延べ約2億6,000万人分に達し、10月単月の法定報告は830件と前月までの約3倍に跳ね上がりました。1〜10月末の2,343件をセクター別に見ると、民間企業が1,439件(61.4%)、公的機関・自治体が747件(31.9%)、教育・研究機関が90件、医療機関が67件となっています。

被害規模別では、10月末時点で1,000万件超のメガブリーチが13事案、100万件超が63事案(11月4日時点で68事案)、10万件超が146事案(同159事案)に達しました。アララ(最大約7,700万件)、佐川急便(最大約5,323万件)、ユミルリンク「Cuenote FC」(延べ5,162万件)、良品計画「MUJIアプリ」(最大約2,726万件)など、生活インフラや主要アプリでの大規模事案が相次いでいます。

最大の要因は、SpeeCAN RAIDEN(432組織)やブラストメール(184組織)、Studio(183組織)、TEMAIRAZU(151組織)など34の共通基盤侵害が1,321組織へ波及した連鎖です。加えて、TDnet適時開示や専門誌の全数調査からは、上場製造業の海外子会社VPNを狙ったランサムウェア攻撃や、銀行のAI高度化検証用テスト環境における実データ公開(阿波銀行で延べ2.7万件)、大学病院や信金での媒体紛失など、931件の個別・独立事案も浮き彫りになりました。

内閣官房国家サイバー統括室(NCO)や個人情報保護委員会、金融庁は、本人確認画像の保存廃止(ICチップ読み取りへの移行)や委託先・テスト環境のデータ最小化を強く要請しています。全収録企業の検索データベースおよびは当サイトの特集ページで公開しています(一次ソース:個人情報保護委員会 公式発表 / 2026年情報漏洩全2,385件データベース)。

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