配信日: 2026-11-01 法規制重要度: ★★★★★ 読了目安: 約2分

米大手銀行5行、顧客口座の外部AIエージェントを遮断へ

REPORTED BY BNF AI NEWS EDITORIAL DESKSPECIAL DISPATCH
米大手銀行5行、顧客口座の外部AIエージェントを遮断へ

この記事の要点(3行ダイジェスト)

  • JPMorganやBank of Americaなど米大手銀行5行が、顧客口座へアクセスする外部の自律型AIエージェントの制限・遮断を開始。
  • 利用者が自身のログインIDやパスワードをAIアシスタントに渡す事例が急増し、本人と暴走AIの判別が困難になるリスクを警戒。
  • パスワード共有を規約違反として警告メールを送付する一方、AIエージェント専用の安全な読み取りAPIや認証規格の整備を模索。

米国の主要金融機関であるJPMorgan Chase、Bank of America、Morgan Stanley、Wells Fargo、Citigroupの大手銀行5行が、個人の銀行口座にログインして残高確認や請求書の支払い、資金移動を代行するサードパーティ製のに対して、ネットワーク上のアクセス制限および遮断措置を相次いで開始したことが明らかになりました。

背景にあるのは、の「Muse」やの「Dots」、Anthropicの「Claude」といった消費者向け自律エージェントの急速な普及です。多くの一般ユーザーが日々の家計管理や振込手続きをしようと、自分自身のネットバンキングのログインIDやパスワードをそのままに預けて操作させるケースが急増しています。

しかし銀行側のシステムから見ると、正規の顧客情報でログインしてくる通信が「本人の操作」なのか、「本人が許可したAIエージェント」なのか、あるいは「プロンプトインジェクション等で乗っ取られた悪質なAI」なのかを判別することが極めて困難です。実際に顧客の意図しない取引をAIが試みる事例も検知されており、金融セキュリティ上の重大な脅威として問題視されています。

これを受け、Bank of Americaは顧客に対してAIツールにパスワードを共有しないよう直接警告メールを一斉送信し、JPMorganも外部エージェントの侵入を遮断する方針を明言しました。各行は今後、生体認証や閲覧専用のオープンバンキングを用いた「AIエージェント向けの安全な本人確認・権限委譲の仕組み」の策定を急ぐ方針です(一次ソース:JPMorgan Chase 公式発表)。

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朝刊ラジオ・解説アーカイブ (2026.10.13配信)