米OpenAIは2026年11月3日(現地時間)、自社のAIシステムやクラウド基盤の防御力を抜本的に引き上げる集中監査プログラムを開始するとともに、外部のセキュリティ研究者向けに支払う脆弱性報奨金(バグバウンティ)の上限を従来の4倍超へ大幅に増額したと発表しました。
新しい報奨金制度では、ChatGPTやコーディングAI「Codex」、法人向けAPI基盤などにおいて最も深刻度が高い(Critical)脆弱性を発見・報告した場合の基本報奨金が最大10万ドルへ引き上げられました。レポートの品質や継続的な貢献に対するボーナスを含めると、1件あたり最大17万2,000ドル(約2,600万円)が支払われます。
また、重大度が高い(High)脆弱性についても従来の最大5,000ドルから最大2万5,000ドルへと5倍に増額されており、世界中のトップクラスのセキュリティ研究者に対して迅速な検証と報告を促す設計となっています。
あわせてOpenAIは、サイバーセキュリティ企業Cathedralと連携し、自社の最先端AIモデル自身を攻撃検知と脆弱性診断に投入する「AI防衛ファクトリー(AI Defense Factory)」体制を社内に構築しています。高度な推論モデルがサイバー攻撃の手段としても悪用されかねない時代において、防御側がAIと人間の専門家の知見を結集して先手を打つ姿勢を鮮明にしています(一次ソース:OpenAI 公式発表)。
